SMILEBook

僕がいて君がいる
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裕『早くしないと置いてくぞー?』

いつも通り、自転車で送りに来る裕太。

羅『待っててば!』

窓から響く羅夢の声。


ガチャ…

鏡を見てから裕太のところへ。


裕『後ろ、乗って。』

羅『うん。今日ゎ早くね!遅れるからッ!』
裕『羅夢のせいだろー?』
羅『うるさい〜!髪が決まらなかったのよ!』

ま、これも裕太にあたしの気持ちを少しでも気付いて欲しくて、毎日毎日変えてるからなんだけどね。

裕『つかまってて。』

腰に手をまわす羅夢。

横を見ながらも、実は直視出来ないだけ。

ふわっと香る裕太の匂い。いつも香るこの匂いも
学校に着いたら終わり。

こんな時間が長く続けばいいのに…
そんな事を毎日思ってた。
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