白猫的ニュース

2011年08月06日(土)
【ある日、原子力推進派の自宅に放射性物質が投げ入れられているかも】
ある日、原子力推進派の自宅に放射性物質が投げ入れられているかも

今、出版界で大騒ぎになっている書籍があるのだという。「東電・原発おっかけマップ」というものだ。

この書籍は日販やトーハンといった大手取次が出版拒否をしているのだが、この2社に拒否されると普通は本屋に並べてもらうことができない。


東電・原発おっかけマップ

中堅取次各社もまた取り扱いを拒否して、アマゾンでも情報は一切消されてしまっているようだ。つまり、それだけ内容が過激で危ないものだということになる。



私もこの本を手にしたわけではないので何とも言えないが、出版元の鹿砦社・松岡利康氏はこのように訴えている。

あろうことか、書籍卸のトーハン、日販など取次各社が自主規制=「委託」配本を拒否し、まだ発行部数の半分ほどが世に出せないでいます。憲法21条に高らかに謳われた「言論・出版の自由」が泣こうというものです。

http://www.rokusaisha.info/?p=942


取次全社が恐れおののいて出版物を拒絶するこの本の内容というのは、いったいどういうものなのか。

目次を見ると以下のようになっている。

『東電・おっかけマップ』
A5版/304ページ
定価1995円(本体1900円+税)

【主な内容】

東電編
「原子力ムラ」は、なぜメトルダウンしないのか?(解説=小出裕章・京都大学原子炉実験所助教)
福島編
レベル8・フクシマの叫び(解説=奥平正『政経東北』主幹・編集発行人)
永田町編
原発利権のホットスポット(解説=高野孟『ザ・ジャーナル』主幹)
霞が関編
脱原子力のための社会史(解説=吉岡斉・九州大学副学長)
電力・産業編
電力会社はなぜ事故を隠すのか?(解説=西尾漠・原子力資料情報室共同代表)グローバル・パワーに翻弄される官僚主導の国づくり(解説=歳川隆雄『インサイドライン』編集長)
学術・メディア編
メディアと原発をめぐる「不都合な真実」(解説=山口一臣『週刊朝日』前編集長)
未来編
チェルノブイリからフクシマを考えた(解説=今中哲二・京都大学原子炉実験所助教)


多くの国民は激しい怒りと恨みを抱いている

目次だけを見ると、特に何が問題なのか分からないのだが、これを読んだ人たちによると、何でも「原子力を推進していたA級戦犯に値する人たち」の現住所から自宅の地図、写真、献金額までが一挙に公開されているのだという。

東電会長の勝俣恒久は自民党に90万円を自民党に献金していたとか、社長の清水正孝は84万円を献金していたとか、そういったものもすべて赤裸々に暴露されている。

おっかけマップの「おっかけ」というのは、つまりこういった人たちの住所をそのまま「おっかけ」られるという意味であるらしい。

こういったものが許されるのかと思ったが、これらは「公開情報」をまとめたものであるとも聞いた。

さすがに自宅の写真までを公開しているところでは苦笑を禁じえないが、当人にとっては青ざめる事態ではある。

これで私が思い出したのは、2008年11月18日に小泉毅が起こした元厚生事務次官夫妻刺殺事件の事件だった。

当時、日本では公務員による年金詐取事件が耳目を集めており、官僚批判は極限に達していたところだった。そこに小泉毅が突如として現れて、国民の怒りを代表するかのように厚生省の役員家族を死傷させている。

のちにその動機は愛犬チロの死の復讐だと言い出して、真相は完全に闇の中に落ちてしまうのだが、私が言いたいのはこの事件の真相ではなく、この事件の時代背景だ。

今、天下りや無責任体質やいい加減な仕事ぶりに多くの国民は激しい怒りと恨みを東電や原子力推進関係者に抱いている。

それならば、もしかしたらそういう事件も起きるのかも知れないというのが私の感想だ。

原子力推進派に向けてのテロが起きる

「10シーベルトというのは、ウランを浴びて死んだ凄惨なJCO事故のときと同じ」でも書いたが、大橋弘忠という東大の教授などは、

「専門家になればなるほど、格納容器が壊れるなんて思えないんですよね」

「(安全性の議論は)大隕石が落ちてきたらどうなるのか、と起きもしない確率についてやっている」

「水蒸気爆発なんか起こるわけがないと専門家は言っているし、僕もそう思う」

「プルトニウムは実際には何も怖いことはありません」「プルトニウムを飲んでも問題ない」

とまさに言いたい放題言ってきて、それでいて今も責任を取ったという話にはなっていないのである。



これはたしかに国民からすると、「お前たちはどう責任を取るのだ」という話になる。(責任を取ってもらう時が来た? 続々と刑事告発される御用学者と政治家)

もしかしたら腸(はらわた)が煮えくり返った一部の人間が原子力推進派たちに復讐という名のテロを仕掛けてもおかしくない状況なのである。

もちろん、これが新興国ならば間違いなく原子力推進派に向けてのテロが起きる状況だし、今回はいくらおとなしい日本人でもそういったことを考える人間はいるはずだ。

「東電・原発おっかけマップ」を手にしたとき、取次が青ざめたのも、恐らく「これはテロが起きるレベルだ」というところにあったのだと思う。

この書籍を作った関係者たちも、もしかしたら潜在意識の中で、誰かがこの無責任な人間たちを殺してくれれば、とでも思っていたのかもしれない。

だからこそ、この書籍の中で誰がワルだったのか明らかにして、自宅の住所や写真を載せたのかもしれない。

本当にテロが起きるのかどうかは分からない。もし起きたら、あなたは驚くだろうか。

そんなに驚くことはないと思う。原発推進派はこれだけ日本をめちゃくちゃにしたのだから殺されても自業自得だと思う人間も少なからずいる。

徐々に、しかし確実に、暴力が忍び寄っているような空気が醸し出されているのに気がつかなければならない。

閉塞感は暴力を生み出しやすい。日本は今、もうすでに充分閉塞状態である。

ある日、原子力推進派の自宅に放射性物質が投げ入れられていたという事態もあるかもしれない。そういう時代になりつつあるのが恐ろしい。

http://darknessofasia.blogspot.com/2011/08/blog-post_4833.html

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