では、このような作業がなぜ必要なのでしょうか? 地球上にあるどんなものも、重力(1G)を受けています。この影響で、停止して接地している車輪のサスペンションは、常にある程度縮んだ状態にあります。ところが、普通足廻りの作業は車をリフトアップして行うので、重力の影響でサスペンションは伸びきった状態になります。そんな状態で、車高調やダウンスプリングへの交換などの作業を行い、各部を締め付けたあとに地面に車を降ろすとどうなるでしょう? サスペンションアームやロッド、ナックルなどに取り付けてあるラバーブッシュはサスペンションが伸びきった状態で固定されているので、サスペンションが縮むとねじれた状態になってしまいます。つまり、停車状態で、ブッシュに強いストレスがかかっていることになるわけです。 このまま走行すればどうなるでしょう?サスペンションが縮もうとするときは、ブッシュにかかるより強いストレスが、サスペンションが縮もうとするのを妨げるように働き、サスペンションが伸びようとするときは、ブッシュにすでにかかっているストレスが、伸びようとするサスペンションを後押しするように働きます。" スムーズ " や " しなやか " といった状態では決してありませんね! こういった不具合を取り除くための作業が「1G締め直し」と言われてる作業です。どんな作業でしょうか? まず、サスペンションの締結箇所を緩めフリーな状態にして、ラバーブッシュに生じたねじれを解放してやります。次に、サスペンションに本来の負荷 (1G) をかけた状態で、各箇所を締め直します。 こうすることで、走行時サスペンションがスムーズに、しなやかに動くようになり、操縦性や乗り心地の向上につながります。さらに、車は動いているよりずっと多くの時間止まっているので、ブッシュの劣化を防ぐ効果も期待出来ます。 1度リフトアップあるいはジャッキアップすると、タイヤの摩擦抵抗などのために、車を動かさないと元通りの位置にサスペンションは戻りませんよね!(ターニングラジアスゲージテーブルでも置けば問題ありませんが…) さらに、ロアアームは、ロアアームの車体側締結部を支点、タイヤ接地面を力点とするテコのようなものと考えられます。したがって、ロアアームを持ち上げる方法では (力点が支点の近くに移動しているのですから、持ち上げた部分には1Gかかってはいますがサスペンションとしては) 本来の1Gがかかっているとはいえません。 よって、弊社の方法がベストなのでは?と考えております。 また、ピットも レンタル しておりますので、ご自身での作業も可能です。 ご興味のある方はお問い合わせ下さい。 作業例.KE2FW/ CX−5 平成26年式 Frロアアーム 車体側 Rrロアアーム 車体側 Rrロアアーム ナックル側 Rrアッパーリンクロッド 車体側 Rrアッパーリンクロッド ナックル側 Rrロアリンクロッド 車体側 Rrロアリンクロッド ナックル側 Rrアブソーバー ナックル側 左右各8ヶ所 合計16ヶ所
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